Nanase Tsukuya / 佃屋 七星
INDEX
――――現在の活動について教えてください。
三宅さん:「国内外よりセレクトしたオーディオ機器の販売と設置、そしてメンテナンスであったりお客様の住まいに合わせた最適なホームシアターの設計と施工を主にしております。最近は良質音響の防音室設計施工も手がけています。また、音と映像を駆使した“ホームエンターテイメント空間”を体感・構築できる店舗運営も行っています。今年の1月9日にリニューアルオープンをしまして、体験に特化しています。」
――――こだわりが詰まった店舗を運営する、サウンドテックの“強み”を教えてください。 三宅さん:「電気工事士やAudioVisual家電アドバイザー、インテリアコーディネーターや照明コンサルタントなどの資格を持つスタッフが提供するライフスタイル提案のサービスと、長年培ってきた設置や施工技術が一番の強みだと思っています。あとはですね、世の中のいろいろな商品が飽和している中で、自分や自分の家に何が適しているのかというところに寄り添ったご提案をしています。住宅との融合というのも非常に大切で住宅会社様としっかり連携していい空間を作り出しています。」
――――自宅の音環境を整えたいと思ったらまず何をすれば良いのでしょうか?
三宅さん:「まずはご自身で、音をどのように楽しみたいかを考えてみると良いと思います。『ガーンッ!』と大きい音で楽しみたいのか、小さい音でリラックスしたいのか、まずはご家族で音をどういう風に楽しみたいかと言うのを抽象的でも良いのでお聞かせいただけると、より具体的なアドバイスができると思います。インテリア的な面でも、女性が見ても美しいをコンセプトに作られている商品だとか、パッと見ではオーディオ製品ということがわからないものもあるので仰々しいTHE 機械というようなものも、もちろんありますが置いてあるだけでも美しい、聞いてさらに楽しいというような商品も最近はたくさんあります。」
――――ホームシアターを設置する上で大切にするポイントを教えていただけますか?
三宅さん:「ホームシアターは部屋の中に作りますので、距離感・天井高などに合わせていかないといけないので“座った時に見る”ということを考えながら音響システムを組んでいくことがセオリーだと思っています。壁一面をモニターにしたいというお客様がいらっしゃるのですが、大きくしすぎると画面酔いしてしまったり、目を酷使することになるのでお部屋の大きさと、座るポジションに合わせて考えていただけるとお客様のご希望に沿ったご提案ができます。」
――――業界全体の課題をどのようにお考えでしょうか? 三宅さん:「少子高齢化によって、特に音響関係の業種は割とご高齢の方が好まれる趣味だったのですが、そこをもっとお若い方にも楽しんでいただきたいというのが課題の一つだと思っています。車の購入と考え方は似ていますが、頑張って働いていいホームシアターを設置するぞという要望が減ってきてます。コロナの影響で新しいものを買うと言うよりは今まで持っていたものを、もう一度使いたいからメンテナンスをしてくださいという依頼があったり、そこからさらにより良いものを購入したいというステップアップが多くなってきました。」
――――この課題を解決するために、何が必要だと思われますか?
三宅さん:「家にあるものを長く使っていただきたいです。もしかしたら壊れていない可能性がある、修理すれば直ってまた使えるかもしれないけど、修理にすごくお金がかかるのであれば新しいものを購入されても良いかと思います。高いものばかりだと思われがちですが、安くて良いものもたくさんありますので、お客様の状況に合わせて選んでいただきたいと思います。」
――――これから先の展望や、やりたい事を聞かせてください。
三宅さん:「まずは知っていただくことですね。店舗の中には色々な仕掛けや、楽しみ方が散りばめられているのでそれをぜひ体験していただいて、ご自身の暮らしと重ね合わせていただくのが1番最初にやりたいことですね。5年後、10年後や先のことを考えるとSDGsにおいて、長く使っていただくことを考えて、今ある製品をどう長く使っていただくか、古いものと新しいもののテクノロジーを合わせてもっと暮らしを豊かにさせるにはどうしたらよいか、この辺りに今から挑んでいきたいと考えています。」
――――リスナーの皆様に応援のメッセージをお願いします。
三宅さん:「大変な世の中で、暗いニュースを耳にすることも多いです。苦しいこともありますが詰め込みすぎて暮らしに疲れてしまうこともありますが、そんな時こそ少しゆとりを作って音と映像で心を豊かにするお手伝いをさせていただきたいです。何かに感動すると感謝する気持ちも芽生えてくるので、身近な人に、感謝の気持ちを持って過ごすとより豊かな人生になるので、皆様の暮らしを豊かにするお手伝いをさせていただきたいと思っています。」
Epilogue
いかがでしたでしょうか?店舗で音と映像のエンターテイメント空間を体験できたことで、自分も将来こんな音響システムで映画をゆっくり楽しみたいと想像が膨らみました。皆様も暮らしを豊かにする音響システム、低価格からお試しできるそうなので、取り入れてみるのも良いかもしれませんね。公式HPから施工事例もご覧下さい。
田村ビルズグループ
佃屋 七星 / Nanase Tsukuya
1999年生まれ下関市出身。大学では韓国語を専攻していました。田村ビルズグループの企業理念に共感し、2022年に新卒で入社。歴史が好きで、御朱印帳を持って観光スポット巡りをすることが好きです。