Nanase Tsukuya / 佃屋 七星
ーーーー現在の活動について教えてください。
りおたさん:
「家で自堕落に過ごして、ひたすらデジタルでイラストを描き上げていくというのが基本ですが、プロスポーツチームの公式グッズや広告物、もしくはweb上で企業様のSNSを盛り上げるためのイラストを描くなど広報のお手伝いの一端を担うような形でイラストを描くことが多いです。」
ーーーー今は地元の山口県を盛り上げる活動もされているそうですね?
りおたさん:
「県内の企業様や行政の方に声をかけていただく機会が増えました。2年後か3年後に湯田に複合型の温泉施設が建設されるのですが、そこのコンセプトイラストを描かせていただいたりしました。」
ーーーープロになるまではどのような活動をされていましたか?
りおたさん:
「学生時代によくサッカー選手や野球選手を描き溜めていたので、それをポストカードに印刷して小さい作品集を作ることを趣味にしていました。プロとしての最初の一歩は、デザインの専門学校に通いながら、作品を見てもらって、『どうやったらイラストレーターになれますか』と言うようなことを先生にたくさん聞いて回っていました。そしたらある日、漫画学科の先生が作品の持込をするといって『漫画家志望ではないけど、イラストの持ち込みをするのも面白そうだから、ついておいで』とお声かけしていただきました。その時に運良く自分の作品を気に入ってもらえて、その人の一存で挿絵や掲載をさせてもらったことでした。大体年齢で言うと20〜21歳くらいの時でした。」
ーーーー作風などは今と昔とでは異なるのでしょうか?
りおたさん:
「以前よりは大分変わりましたね。今は線をあまり使わない絵ですが、昔は漫画のイラストみたいに線をくっきり描いて頭を大きく書いていました。」
ーーーーアスリートから直接オファーが来るようになったキッカケなどありましたら教えてください。
りおたさん:
「代表的なところで言えば、メジャーリーガーの前田健太さんです。前田さんはたまにInstagramでチームが変わるタイミングで、『自分のイラストを描いてくれる方いませんか』と発信されていたのを偶然見かけて、前田さんがカープにいらっしゃった時からずっとファンで、何枚も前田さんのイラストを描いていたんです。それで応募したらたまたま本人がお返事をくださって、『随分前から僕のイラストを描いてくださってるのは知ってました!』と言っていただいて、そこから前田さんとやりとりすることが増え、時々Tシャツをデザインをさせていただいたりしています。あとは、facebookで野球のイラストを載せていたら、ダルビッシュミュージアムの館長さんから、『うちのミュージアムでダルビッシュ有さんを描いたイラストの個展をやってくれないか』と言っていただいたりしていました。」
ーーーー最近では地元自治体や企業とのコラボも増えているそうですが、どんなプロジェクトがありましたか?
りおたさん:
「2〜3年後完成予定の湯田温泉パークのプロジェクトの一環で、温泉から上がったらコーヒー牛乳が飲める所があったらいいねというコンセプトでできたカフェがあるんですけど、オープン前から試飲会を色々な場所でやっていて、キービジュアルにするために山口県の歴史人物を描いています。」
ーーーー今後挑戦してみたいジャンルやプロジェクトはありますか?
りおたさん:
「今色々来ているお仕事が、ありがたいことにやってみたかったことばかりなので、幸せなのですが、強いて言うならばクライアントの依頼ではなく純粋にアートとして描いていきたいとも思っています。今の自分に全く縁がないことに挑戦して行きたいです。」
ーーーー最後に応援メッセージをお願いします。
りおたさん:
「自分の好きなことを徹底的にやってみる、何かしらの一踏ん張りしないといけない時がある時は、何か切り開けるものがあるかもしれない、もちろん良いことも悪いこともありますが全力で貫いてみてください!」
Epilogue
いかがでしたでしょうか?山口市内でりおたさんの絵を見かけることはとても多いですが、今回収録現場で枡田絵理奈さんの似顔絵を実際目にすることができ、その魅力とセンスを感じました!今後のりおたさんにも目が離せません…!!
田村ビルズグループ 広報
佃屋 七星 / Nanase Tsukuya
1999年生まれ下関市出身。大学では韓国語を専攻していました。田村ビルズグループの企業理念に共感し、2022年に新卒で入社。歴史が好きで、御朱印帳を持って観光スポット巡りをすることが好きです♩