Riko Shigefuji/重藤 理子
PBL活動、それは課題解決型学習。県内の大学と企業が連携し、地域の課題を解決するために取り組む活動です。田村ビルズは、このPBL活動の協力パートナー企業として参加しています。今回は学生さんと一緒に活動しているPBLについてお話します。
INDEX
田村ビルズは、山口県立大学 国際文化学部 文化創造学科の学生さんと連携し、2021年よりPBL活動を進めています。初年度(2021年)は、文化創造学科の「プロダクトデザイン研究室」に所属する大学3年生7名と活動をスタートしました。学生さんが得意とすること、それはモノづくり。研究室の名前にもある「プロダクトデザイン」とは、生産品や製品をデザインすることですが、デザインしてそれを形作るまで、学生さんたちは行います。
私たちが行うPBL活動は、お客様とエージェント(営業)との会話が住宅購入のきっかけとなり、住宅の内見でイメージを膨らませられる「住宅の彩り」となるプロダクトのデザインです。田村ビルズが取り扱う買取再販物件(LFB再生住宅)において、地元の素材や伝統工芸を使用した一品を、ワンポイントのインテリアとして置いたり、物件をご購入いただいたお客様にプレゼントしたりすることを考えました。
ご提案いただいたプロダクトデザインは様々でしたが、ここでいくつかご紹介します。
一つ目は、壁を汚すことなく子供の成長記録をすることができるアイテム。家の壁や柱にピンなどで簡単に取り外しをすることができ、インテリアにもなじむ身長計です。市販品との差別化を行うために、山口県らしいふぐや、夏みかんなどのデザインと、山口県の素材であるアカマツを使用しました。
二つ目は、中古住宅の販売促進に際し、ターゲットが家族層であることから、家族で楽しむおもちゃを提案。その名も「やまぐちトッタワー」。数種類の山口の名産品や建造物などをモチーフに、家族や友人と遊んで楽しめるボードゲームです。山口ならでは満載のボードゲームを通じて、山口について興味を持ってもらうとともに、家族や友人とのコミュニケーションにも繋がります。(おもりをステージの淵にかけて、そのバランスで大内人形を転がすゲームです)
初年度は「会話が生まれるプロダクト」を様々、学生さんよりご提案いただきました。実は2年目となる今年(2022年)もPBL活動がスタートしております。2年目は様々ご提案いただいたプロダクトデザインを、さらにブラッシュアップしていきます。
学生さんが主体となって事業を進めることで、課題解決能力・企画運営能力を発揮できる実践的な人材の育成も目的としているPBL。今後も県内大学生との連携で、地域社会の進歩発展に貢献していきます。
Epilogue
いかがでしたでしょうか。学生さんと取り組む活動は新鮮で非常に楽しいです。私たちでは想像もできないようなアイデアを生み、実際に高度な技術を駆使して制作に移られる学生さんを間近でみてきました。2年目となる今年も事業活動を通じて、地域社会への貢献を果たしていくという、経営理念の基、今後もPBL活動を進めていきます。次回の記事もお楽しみに。
田村ビルズグループ 広報
重藤 理子 Riko Shigefuji
山口県宇部市生まれ。生まれも育ちも山口県で、音楽と地元への愛が強いです。地元の音楽フェスには学生の時から毎年参戦。2019年に新卒で田村ビルズに入社し、現在は広報として地元+九州へ田村ビルズグループ内の出来事を日々発信中。