ーーーー入社のキッカケを教えてください。
「合同説明会で、たまたまフラッと寄ったブースが当時の田村建材でした。ほかの企業は事業内容や福利厚生の説明だけでしたが、田村建材は『どんな働き方をしたいか?どういう人間になりたいか?』といったことを聞かれたのが印象的でした。今まで努力をしない人間だったからそんな自分を変えたいと思って、泥臭く努力できる環境で仕事をしたいと考えていました。どこでではなく、誰と働くかという言葉を聞いて、これだと思いましたね。一生懸命努力をして、頑張ることを恥ずかしいと思っていたから、恥ずかしさなく努力できる環境に身を置き、さらには社員全員が努力できる環境ならよりいいなと感じました。実際に社員に会い、人材は群生するという話を社長から聞いて、熱意を感じたのが強烈な印象でしたね。説明会終了後、社員に来週またうちのツートップが福岡に来るから面接しないかと提案をいただいて博多駅のカフェにお越しいただいて、事業説明をしてもらった後に、2,3個質問をした後は石膏ボードのことを2人がお話しされていました。そこから脱線していましたが、すごい熱量で仕事のことを話していたから、すごいなと思いました。社長は現場にも行かずに飲んで食べてばっかりのイメージだったのが、最前線で戦うかっこいい大人だな、この人たちと働きたいとその場で思いました。最後別れ際に河村さんがよろしくと握手してくださいました。緊張で手汗がすごかったのですが、ズボンで拭って握手しました。『会社のツートップが来て握手して帰るのはそういうことだから。』と社長に言われたのを覚えています。入社後にその握手が内定扱いだったことを知ったときは驚きましたけど…(笑)」
ーーーー齊藤さんから指名を受けて一言お願いします!
「1年目の時に私は宇部店に配属されて、齊藤さんは平川店にいらっしゃいました。この人には負けたくないと勝手にライバル認定していた方なので、見えないところで誰よりも努力をしているところや社員への思いやりや気配りを勉強させてもらいました。2番手ですが指名していただいて光栄です。」
ーーーー今まで働いて、苦労したことやうれしかった出来事は?
「LFBブランドの立ち上げには苦労しました。2019年までは買取再販グループに従事していて、買取再販事業も進めながら、同時並行で建売も始めたころでした。新築の数が増えてきて2020年からアメーバを別にして、建売分譲グループとしてZENシリーズを展開しましたが、競合他社との差別化ができず、さらなる棟数を求めようと思ったら『自社特有の強みやポジショニングを作っていかないといけないから、自社ブランドを作りましょう』という話になりました。うちはフィロソフィがあって、経営理念があって、業績ピラミッドがある、どのような考え方があって商品を作りたいのか、業績ピラミッドをベースに商品を作ることになりました。自分の会社が掲げる理念を詰め込んだブランドにしたいという思いから、今までの商品を丁寧に見直して、デザインや間取り、性能、立地に自分たちの考え方を落とし込んでいきました。内容をある程度固めたうえで、ブランド名やロゴを考え、色々な議論を重ねたうえで、LIFE FAN BOXに決定しました。複数ロゴを考えていただいて、家を基調とした形が多いなかで、唯一ひとつだけ家を連想しない形がありました。理念を掲げるという意味合いで旗のマーク。その場にいた全員が家の形がいいという中で、ただ一人旗の形がいいと仰ったのは社長でした。理念を掲げるんだから旗じゃないとだめだろうということで満場一致で今のロゴになりました。苦労したのは、ブランディングをしたことがない、会社のノウハウもない、どうすればいいのか分からなくて苦しみました。LIFE FAN BOXという名称自体、言いにくいし覚えにくいので、歯がゆさを感じていました。難しく、覚えにくい名前だからこそ覚えてもらえない現状の課題に気づくことができました。ロゴを色んな販促物につけたり、CMを考えたり、バッジを作ったり、社用車を張り替えたり…試行錯誤しましたね。営業しかしてこなかった自分にとって、ブランディングはすぐに結果として見えるものではないので、常に暖簾を押す感覚でした。今やっていることが正しいか分からない。そんなことに会社のお金を使うことへの責任の重さがきつかったです。このお金を使うなら販促費に使った方が利益につながるんじゃないかとかたくさん考えました。職人さんとコミュニケーションをとることが大切だと思っていて現場にはよく足を運んでいたのですが、その職人さんさえ笑いながら『アルファベット3文字なんやったっけって?』言ってくることも悔しかったですね。その悔しさが余計やる気を引き出してくれたから結果プラスになっていますけどね!」
「うれしかった出来事は、ブランディングを続けてきたからこそ、居酒屋に行ったときにLFBのバッジを見て『あっ!LFBの方ですか?』と声をかけられたことがうれしかったです。たまたま着工中の現場近くに住んでいた方だったようで、この前も福岡で面接した学生が、山口市はLFBだらけだと言ってくれたことがうれしかったですね。LFBが人によって縦割りの認知になっているし、それをやっているのが田村ビルズだってことを知られていないから、次のフェーズは、田村ビルズがLFBを展開しているんだと認知させることだと思っています。事業間のシナジーを生むためにも横のつながりといった意味での認知の拡大、利益につながるとかではなく、人として正しくありたいと考える人がつくっている商品サービスであり、それを提供することに自信を持ってほしいですし、私自身もそこに大義名分を持ってさらに努力していきたいです。」
ーーーー業務の中で心がけていることは?
「【率先垂範、即時処理】です。率先垂範に関しては、河村さんが『それは私がやります』と仰っていたことがキッカケです。河村さんに言わせたらいけないなと思いました。やれるかやれないかではなく、自分が手をあげてやってみようというマインドで取り組みました。意外とやり始めたらできないことはないなと思います。結局、即時処理に繋がるので!即時処理に関しては、2年目の時の上司が大塚さんで、1日100回言われて、やらなかったら殺されるとさえ思っていました(笑) 習慣になったから今も続けています。仕事はバトンタッチというフィロソフィと繋がっていますが、自分が早くパスすれば次の人の時間を作れるし、遅くすれば相手の時間を奪うことにもなるので、その2点を常に心がけています。」
ーーーーお話しいただいたことを踏まえて、これからの展望を教えてください。
「改めてフィロソフィをベースとした、社風であり人材であり、商品・サービスであるということに対して今以上に社是に忠実な努力をし続けること、そういった人たちがつくった商品サービスであることに誇りを持って、もっと多くの人にうちのことを知っていただいて採用であれば一緒に働く人を増やしたいし、商品サービスであればもっと使ってもらいたいです。逆も然り。そういった自信が持てるくらいのさらなる努力をしていきます。業績を伸ばすことも当然ですが、心を高めることにも努力が必要だと思っています。」
ーーーー大事にしているフィロソフィとその理由を教えてください。
「【強烈な願望を心に抱く】ですね。間違いなく。まだ9年目ですがその中でも本当に心からこうしたいと思ったこと(利己的な思いではなく)は自分自身の努力のエネルギーになる感覚があります。そういう時は結果としてついてくる経験もしてきました。これから先も会社として目指すビジョンがあり、経営理念を実現させるためにはこのフィロソフィが一番大事な気がするからです。」
ーーーーメッセージをお願いします!
「たまには福岡本社に遊びに来てください(笑)」
Epiloge
いかがでしたか?今回は様々な事業を経験してきた執行役員のインタビューでした!私の上司でもあるので、改めてこのような場で話を聞くことができ、思いに触れることができてうれしかったです。次回は九州エリアの拠点にお邪魔してインタビューします✨
田村ビルズグループ 広報
佃屋 七星 / Nanase Tsukuya
1999年生まれ下関市出身。大学では韓国語を専攻していました。田村ビルズグループの魅力を発信し、ファンになってもらえる情報をお届けしていきます♪