夏休みの自由研究で学ぼう「SDGs」

田村ビルズグループ
Yuta Okano/岡野 裕太

夏休みの宿題の定番といえば、自由研究。

とはいえもう夏休みも大詰め。

今回はまだ宿題が終わっていない方向けに最近話題のSDGsを取り入れた自由研究のアイデアをご紹介します!

(宿題は計画性をもって進めましょう!)

SDGsとは

最近さまざまなメディアで耳にする機会が増えた「SDGs」。貧困や不平等をなくし、誰ひとり取り残さない持続可能な社会を実現しようとする国際的な取り組みです。2030年までの目標達成を目指して2015年9月の国連サミットで採択されました。

SDGsには「貧困をなくそう」「海の豊かさを守ろう」など17の目標と、169のターゲット(達成基準)が設定されており、先進国を含めたすべての国の行動が求められています。

学校教育の現場においても、SDGsに関する取り組みが行われています。これは国際社会の課題を自分ごとと捉えて行動する能力を身につけてもらうためで、国や自治体が中心となり「持続可能な開発のための教育(ESD)」として活動が推進されています。

SDGs自由研究のテーマ選びのポイント

社会、経済、環境など幅広い範囲をカバーするSDGs。ひとつのテーマで17個ある目標をすべて取り扱うのは大変なので、特に興味のある目標に絞って掘り下げてみるのがおすすめです!!

また、同じようなテーマでも、子どもの学年に応じて取り組み方は変わってきます。身近にあって簡単にできるものから始め、やがて地域や社会に視野を広げたり、授業で学んだ知識を活かして仮説を立ててみるなど、少しずつステップアップしていくことを意識すると良いですね!

SDGsを取り入れたオススメの自由研究

【小学生編】

①おうちのフードロスを減らそう

  • SDGsの目標:飢餓をゼロに
  • やり方:自宅で捨てた食べ物について、何をどのくらい捨てたか、なぜ捨てる必要があったか1週間記録する。記録した結果から「料理を多く作りすぎている」などの原因と、フードロスを減らすための目標を家族で話し合う。
    (これは親の方が学びが多いかもしれませんね、、、)

②ろ過実験できれいな水を作ろう

  • SDGsの目標:安全な水とトイレを世界中に
  • やり方:ペットボトルの底をカッターなどで切り取り、ケガ防止のため切り口をマスキングテープなどで保護する。キャップにはキリで穴を開けておく。ペットボトルを逆さにして、下から「小石→綿→活性炭→綿→砂」の順番で敷き詰める。最後に泥水を上から静かに流し込むと、ろ過されたきれいな水が少しずつキャップから落ちる。

(小学校の時に理科室でやった記憶が、、、)

③世界の学校を調べてみよう

  • SDGsの目標:質の高い教育をみんなに
  • やり方:先進国や開発途上国など、さまざまな地域の国の教育や学校生活について調べてみる。日本とは違う部分をまとめ、世界が目指すべき教育とはどのようなものかを考える。
  • (学べる環境が整っていることがどれだけ幸せなことか、、、気づけたらいいですね!)

【中学生編】

①ジェンダー平等のための世界の取り組み事例を調べてみよう

  • SDGsの目標:ジェンダー平等を実現しよう
  • やり方:2023年版のジェンダーギャップ指数から、順位が上位の国をいくつか選び、ジェンダーギャップが少ないという評価につながっている文化や取り組みについて調べる。また、日本の順位が低い理由についても調べ、改善のためにはどのような取り組みが必要か、自分の考えをまとめる。

②わたしの街の魅力を発信しよう

  • SDGsの目標:住み続けられるまちづくりを
  • やり方:自分の街の魅力について家族や地域の人にインタビューし、結果をまとめる。街の魅力が多くの人に伝わるよう、オリジナルのホームページや紹介動画を作成して情報発信する。

③地球温暖化の仕組みと対策について考える

  • SDGsの目標:気候変動に具体的な対策を
  • やり方:地球温暖化の仕組みと、原因となるCO2の排出量がなぜ増えているのか調べる。次に、世界的な温暖化防止のための取り組みも参考にしながら、自分でできることについて考える。

まとめ

2015年の採択から、そろそろ折り返し地点を迎えるSDGs。日本での認知率は90%超まで達しましたが、目標達成度は世界19位と、まだまだ推進が必要な状況になっています。

夏休みの自由研究は、興味のあるテーマでSDGsとじっくり向き合える貴重な機会です。親御さんはぜひ、子どもと一緒に楽しむ気持ちでサポートしてあげてください。

そして、田村ビルズグループでもSDGsには力を入れています

環境事業を手掛けるタムラエンバイロは事業として環境問題に対し真正面から取り組んでいますが、グループ全体としても建築や不動産事業を通して貢献できることがないか考えて実践しています。例えば「太陽光パネルの設置」や「断熱リフォーム」、「空き家再生」など。また働くことを通して「ジェンダー平等」や「質の高い教育」についての取り組みなども進めています

タムラエンバイロのホームページ内にその取り組みをご紹介していますので是非ご覧ください!

タムラエンバイロHP(SDGsの取組)

作者プロフィール

田村ビルズグループ 広報
岡野 裕太 Yuta Okano
福岡市出身。大学卒業後田村ビルズへの入社をきっかけに山口市へ。不動産売買仲介、空き家再生、新築戸建住宅事業、新築アパート事業を担当し、現在は広報活動にも注力。野球好き。妻と2人の娘と暮らす32歳です。

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