Yuta Okano / 岡野 裕太
「睦月」や「如月」といった、どこか懐かしい響きの和風月名。こういうものを目にしたり耳にしたりすると、その言葉の成り立ちについて知りたくなるのは私だけでしょうか…。これらの言葉は、単なる月の呼び名ではなく、日本人の暮らしと深く結びついているんです!今回は、和風月名を通して、日本の住まいがどのように人々の暮らしと関わってきたのかをいくつかご紹介! 現代の住まいのあり方についても新たな視点から考えてみましょう!(今日の記事はなんだか知的な予感)
INDEX
1月から!正月に親族が集まり、睦み合うことからそう名付けられたそう。昔の人々は、囲炉裏を囲み、家族団らんのひとときを過ごしました。現代の住宅では、高性能な断熱材や暖房器具が普及し、快適な室内環境が実現されています。この時期のお客様は「断熱」「床暖房」などへの興味が一気に上がりますね!
3月は桜の季節、万物が芽吹く弥生。この季節は、新しい生活の始まりを意味し、人々は心機一転、住まいを整えたいと願うもの!当社のお客様で引越しやリフォームを検討する人が増えるのもこの頃。また面白いのは、自然を意識し、お庭に植物を取り入れたり、自然素材を使ったインテリアに注目が集まるのもこの時期の特徴なんです!
5月は緑が萌え出る皐月。昔の人々は、自然の中に家を建て、自然と一体化した暮らしを送っていました。現代でも、庭のある戸建て住宅や、緑豊かな公園が近いマンションが人気です。庭の手入れは面倒だけど緑は感じたい!そういうお客様はかなり多いですね!(我が家は庭にオリーブだけ、あとはリビングに植栽を置いています!)
6月はしとしとと雨が降り続く水無月。湿気対策は、古くから日本の住まいにおいて重要なテーマでした。縁側で涼み、雨の音を聞きながら過ごすのも風情がありますよね。(そういう時間の使い方をしてみたい(笑)) 現代の住宅では、除湿機や換気システムが普及し、快適な室内環境を保つことが可能となっていますが、エコカラットなどの商品を使うことでデザインもオシャレで調湿もしてくれるのでリビングのアクセントクロスの代わりに使うこともオススメです!
7月は花火大会や祭りなど、イベントが盛りだくさんの文月。人々は屋外で過ごす時間が増え、開放的な空間を求めます。昔は川や海で涼み、自然の中で過ごしました。現代では、バルコニーやテラスでバーベキューを楽しんだり、庭でプール遊びをするなど、様々な形で自然と触れ合うことができます。庭でバーベキューをしたい!という希望をもって家探しをするお客さまが増えるのもこの時期の特徴です!
9月。秋は、収穫の季節であり、人々は実りの喜びを感じます。落ち葉の絨毯を踏みしめ、窓から差し込む柔らかな陽光を楽しむ。秋の暮らしは、五感を研ぎ澄ませ、心に安らぎを与えてくれます。住宅においても、自然素材を用いた温かみのある空間が求められます。秋の夜長と言いますが、家の中で電気をつけて過ごす時間が長くなるので、照明の計画や、照明器具、コンセントの位置にこだわりを持つ人が多くなるようです!面白いですよね!
11月。朝晩の冷え込みが厳しくなる霜月。暖炉や薪ストーブを設置し、温もりを感じながら過ごす人が増えています。また、断熱材や二重窓など、寒さ対策をしっかりと行うことが大切ですね!二重窓(ペアガラス)は結露もほとんどしないので本当に楽です!近年は、ペアガラスにせずともインプラスという商品で、いまある窓の内側にもう一枚窓を付けてあげることができますのでマンションリフォームなどで窓のリフォームができない場合には是非!
12月。一年を締めくくり、新しい年を迎える師走。大掃除を行い、気持ち新たに新年を迎えたいものです。また、家族が集まる機会も増えるため、広々としたリビングやダイニングが求められます。
今回は12か月のうち8か月をご紹介しました。
当然ですがその季節によって住宅に求めるものは変わります。大切なのは、その時のことだけでなく1年を通して快適に暮らせる住まいづくり、住まい探しをすることです。
田村ビルズグループは中古住宅の販売、自由設計の新築住宅、リフォームやリノベーションなど住まいのことならなんでも承りますので、ぜひご相談くださいね!
田村ビルズグループ 広報
岡野 裕太 Yuta Okano
福岡市出身。大学卒業後田村ビルズへの入社をきっかけに山口市へ。不動産売買仲介、空き家再生、新築戸建住宅事業、新築アパート事業を担当し、現在は広報活動にも注力。野球好き。妻と2人の娘と暮らす33歳です。