PBL事業|山口県立大学と地域活性化プロジェクトを進めています

弊社が昨年度から公立大学法人山口県立大学とともに、山口市の中心部 大殿地区※1活性化プロジェクトを進めています。

大殿地区を流れる一の坂川

PBL事業(課題解決型学習)を通じて、留学生のシェアハウス兼、異文化にふれることができる地域交流拠点を作ることが目的です。

弊社は山口県知事第1号として不動産特定共同事業※2(以下 「不特法」) 許可を取得しました。この不特法を活用して、広く市民の共感を得るクラウドファンディングを行う予定で、社会課題の解決、持続可能な街づくりを目指して土地や新築住宅を提供します。プロジェクトは当初、空き家を活用する予定でしたが、耐震性など安全面を考慮して新築住宅を建築することになりました。

※1 大殿地区 山口市に位置する大殿地区は、いまから600年ほど前、大内氏の時代に京都の街を模して造られ、瑠璃光寺や八坂神社など歴史的な建造物が点在し、山口祇園祭りや大内塗が伝承された文化都市。大内氏が京の鴨川を見立てたとされる「一の坂川」両岸には約200本のソメイヨシノが植えられ、県内でも有数の桜の名所。初夏にはホタルが乱舞する観光名所。しかし、現在は地域高齢化とともに空き家が目立つなど、多くの課題を抱える地域でもある。

※2 「不動産特定共同事業」とは、出資額を小口化した不動産について、投資家から出資を募り、売買・賃貸などの運用を行い、その収益を投資家に分配する事業について定めた法律

◆去年活動について → WEBニュース

◆クラウドファンディングについて → 弊社専用ページ

6月4日(火)に行われたのは大殿地区でのフィールドワークです。地域交流拠点でどんなことを始めるのか考える前に、昨年度の活動で決まった場所周辺の町の空気感などを学生の皆さんに感じてもらいました。

活動拠点も視察。現存の建物は解体し、ここに新たな地域交流拠点を建設します。

拠点となる空き家
拠点で何をするか話し合う学生と弊社社員

話し合いの中で1階の交流拠点では、「住んでいる留学生と地域の人が交流できる場としてカフェや塾をやってみては」という意見も出ました。

今後PBL活動では、地域課題を抽出して解決方法を学生それぞれが導き出します。

弊社は引き続き 山口県立大学と連携し、拠点の提供や活動支援を行ってまいります。