弊社が昨年度から公立大学法人山口県立大学とともに進めている 『大殿地区※1活性化プロジェクト』。

PBL事業(課題解決型学習)を通じて、地域交流拠点を作ることが目的です。

弊社は山口県知事第1号として不動産特定共同事業※2(以下 「不特法」) 許可を取得しました。この不特法を活用して、広く市民の共感を得るクラウドファンディングを行う予定で、社会課題の解決、持続可能な街づくりを目指して、今回の活動に土地や新築住宅を提供します。

6月には大殿地区でフィールドワークを行い、昨年度の活動で決まった場所周辺の空気感などを感じてもらいました。

そこでは、「1階を交流拠点とし、2階は留学生の居住スペースに」「住んでいる留学生と地域の人が交流できる場としてカフェや塾をやってみては」など、様々な意見が出ました。

※1 大殿地区 山口市に位置する大殿地区は、いまから600年ほど前、大内氏の時代に京都の街を模して造られ、瑠璃光寺や八坂神社など歴史的な建造物が点在し、山口祇園祭りや大内塗が伝承された文化都市。大内氏が京の鴨川を見立てたとされる「一の坂川」両岸には約200本のソメイヨシノが植えられ、県内でも有数の桜の名所。初夏にはホタルが乱舞する観光名所。しかし、現在は地域高齢化とともに空き家が目立つなど、多くの課題を抱える地域でもある。

※2 「不動産特定共同事業」とは、出資額を小口化した不動産について、投資家から出資を募り、売買・賃貸などの運用を行い、その収益を投資家に分配する事業について定めた法律

◆山口県立大学とともにPBL事業を進める田村ビルズクラウドファンディングについて

田村ビルズクラウドファンディングは「資産形成で社会貢献 ~あなたの投資は、あなたの資産とより良い社会をつくる。~」をコンセプトに、将来のための投資だけでなく投資を通じて社会貢献にもつなげていきたいという思いを込めて、2024年6月から本格始動いたしました。不動産投資は社会経済の変化に的確に対応した「不動産ストックの形成・再生・活用」を通じて、国民生活の向上、経済成長に貢献できるといわれています。その取り組みを促すためにも、田村ビルズクラウドファンディングは幅広いお客さまにご利用いただけるように、少額からはじめられる不動産ファンドとしています。

第1弾の募集を2024年6月17日より開始したところ、多くのご応募をいただき、186%の抽選出資申込で完売いたしました。第2弾、第3弾も好評いただき、第4弾も、募集金額360万円に対して147%の530万円もの多数ご応募をいただきました。皆さまには、心よりお礼申し上げます。

また、私たちの地元である山口県の未来をつなぐため、地域活性化を目指した取り組みを支援する「やまぐち応援ファンド」を立ち上げました。「やまぐち」をもっと元気で笑顔あふれる街にするために、皆さまとともに応援していきたいと考えています。投資と聞くと、多くの方が「資産を増やすための手段」として捉えがちかもしれませんが、「応援する」という側面もあります。このファンドを通じて、あなたの投資が資産形成だけでなく、地域社会への貢献(応援)も実現させます。

今後も安定した不動産商品を提案するとともに、社会課題解決の一助となるような不動産投資サービスを提供してまいります。引き続き、田村ビルズクラウドファンディングをよろしくお願いいたします。

交流拠点地なる実際の場所
大殿地区を流れる一の坂川

そして、11月19日に山口県立大学にて中間報告会を行いました。

学生の皆さんが一人ずつ発表。それぞれ地域の課題をあげ、データを集め、アイデアをまとめました。

5人が発表し、

・1階が子育て応援スペースや交流拠点・2階が留学生の寮

・シェアオフィス・カフェで週末は婚活会場

・学生も利用しやすいレンタルスペース

・インバウンドを考えた宿泊施設(何度でも楽しめる4パターンの部屋を用意)

・留学生や観光客だけでなく、外国人労働者も利用しやすい居住スペース

地域活性化に向けて、様々な意見が出ました。

今回、田村ビルズクラウドファンディング担当者に加え、不動産管理部門担当者、設計士も参加。

専門家目線から感想やアドバイスをさせていただきました。

今後の課題は

「大殿エリアの良さをどう活用するか」

「利用者にどのようなメリットが生まれるか」

「もっと突出したアイデアが出てほしい」などです。

今後PBL活動は最終発表会に向けて、意見をまとめていきます。

弊社は引き続き 山口県立大学と連携し、拠点の提供や活動支援を行ってまいります。

参加申込【無料】